1992 diary

日常 夜の街 詩 俳句 

真夜中のタクシー

真夜中のタクシーはいいぜ。

新宿で飲んでたら六本木が恋しくなった。

終電はとっくにない。

タクシーを止めて行き先を告げる。

酔いどれでウィンドウ越しに眺める

深夜の街が美しい。

タクシーは街から街へと走り抜ける。

夜の光が流れてゆく。

心が溶けてゆく。

ラジオはかかってない。

でもIggy Popの歌が聞こえる。

この時間だけは東京に泣けるよ。