1992 diary

日常 夜の街 詩 俳句 

2020年 4月10日 夜の街を想う

今日は久しぶりに出社した。 

仕事柄誰かがオフィスにいなければならない。交代勤務制とはいえこの時期に出なければならないクソ労働に腹が立ち始めている。選択肢の無い己の不甲斐無さにも腹が立つ。


人々の命は言うまでも無いが、俺は夜の街を心配している。社会に出てからいつだって俺を支えてくれた夜の街。


多少収束しても3密で見知らぬ人間との出会いが醍醐味である夜の街にすぐ人が戻るとは思えない。

一度心に巣食ったウィルスの残像を払拭するのは容易ではないだろう。

結局ワクチンが開発されるまでは安心できない。それまでに一体どれだけの時間がかかるのか。どれだけの店が耐えられるのか。


国は夜の街を全力で救うべきだ。

夜の街には夜の街でしか働きようがない人々が多くいる。夜の街でしか癒される事のできない人々が多くいる。


何不自由無く生きている俺でさえこの想いだ。どれだけの人間が夜の街に救われている事か。そしてそれがどれだけ国の平和に貢献している事か。


俺の憂いは募るばかり。


"またいつか いつか輝く 夜の街"